防弾少年団(BTS)のメンバーが原爆Tシャツやナチスを想起させる防止や旗着用した問題。
被爆者団体・日本原水爆被害者団体協議会とユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」はともに抗議をしていましたが、防弾少年団(BTS)側の謝罪という形で幕を下ろしそうです。
しかし当のメンバーたちのコメントはというと少しポイントが外れているような印象を受けます。
日本国民とどのようにとらえたのでしょうか?
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“原爆Tシャツ”BTSのジミンがアンコールで涙ながら心境を告白し… https://t.co/8soLVkzTth pic.twitter.com/dLKXtOTjH5
— AERA dot. (アエラドット) (@dot_asahi_pub) 2018年11月13日
防弾少年団(BTS)公式ホームページに掲載された謝罪の内容
今回の謝罪について対象となった内容と謝罪文は以下の通りです。
最近、提起された問題のうち、私共Big Hitが検討した内容は次の通りです。
● 当社アーティストが原子爆弾(以下、“原爆”)のイメージの入った衣装を着用した内容
● 当社アーティストが過去に韓国内の雑誌のグラビア撮影でナチスの模様の入った帽子を着用した内容
● 当社アーティストが過去に参加したイベントのパフォーマンスでナチスのマークを連想させる旗を振って公演をしたという内容
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Big Hitは最近、提起された問題に関連し、次の通りお詫びの言葉をお伝え申し上げます。
● Big Hitは、原爆のイメージの入った衣装の着用に関連し、上記に明らかにしたように一切の意図はなく、衣装自体が原爆被害者の方を傷つける目的で製作されたものではないことが確認されたにも関わらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより、原爆被害者の方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、原爆のイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます。
● Big Hitはグラビア撮影時、過去のナチスの模様が入った帽子の着用に関連し、上記で明らかにしたように一切の意図はなく、当日、撮影に関わる全ての服装とアクセサリーは該当のマスコミから提供を受けたものであるにもかかわらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより、過去、ナチスによって被害に遭われた方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、ナチスのイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます。
● しかし、上記の事案に対する責任はアーティストの所属事務所として細部にわたる支援ができなかったBig Hitにあり、当社所属のアーティストは、数々の日程と現場の状況等を考慮するに、上記の事案の責任において関連がない点を明らかにいたします。
(BTS公式ホームページより内容の一部を引用、抜粋)
事務所側としては
「気を配る上で至らない点があった」
ということで、日本原水爆被害者団体協議会とサイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)は謝罪を受け入れるということです。
また、防弾少年団(BTS)も11月13日の東京ドームでのライブにおいて、アンコール後のMCで一連の騒動についての発言があったそうです。
特に注目を集めたのは“原爆Tシャツ”を着た当人のジミン。
ジミンは涙目となりながら、日本語でこうファンに語りかけたという。
「僕たちは2014年、初めて日本に来て渋谷の小さい場所でライブをやり、ようやく東京ドームに来ることができました。日本だけじゃなく、世界の人々に心配をおかけしました」
(https://dot.asahi.com/wa/2018111300086.html?page=1より引用)
と話したそうですが、あまり謝罪っぽく聞こえないのは気のせいでしょうか?
情報がこれだけしか手に入っていないので明言は避けるべきだと思いますが、何か気持ちを向けるべき相手が違うような感じがします。
とはいえ、アーティストですから言葉よりもこの後のパフォーマンスでその意を表したかもしれませんし、この辺りは判断が難しいところですね。
ネットのコメント欄を見てみると・・・
やはりネット上でも注目を集めていてましたね。
いくつかコメントを拾ってみました。
Tシャツとブルゾンには
一言も触れてないのね。
涙を見せてファンに謝罪は出来ても、原爆被害者には出来ないとは。
…やはり、お金にならないからでしょうか?
残念な振る舞いを重ねてますね。
広島、長崎に行き、そこで何が起こっていたのか?を知るべきだ。確かに日本は悲惨な戦争を起こしてしまった。その何百倍もの報いを受けて今がある。そういった歴史を認識してもらいたい。
これでは、日本人の大多数は納得しませんね。
表面上の涙目ではいけません。
原爆Tシャツを着たことに対する謝罪ではないですね。事務所は商業的な事を考えて謝罪したんでしょうけど、メンバーはまだまだ子供なのかな。
いや、アンコールでは無く、まずは冒頭で触れなくてはならない事ではないの?それまでのうのうとお遊戯してきたんでしょ?普通の神経だったら、涙流すくらいなら、最初に事を起こさないと、落ち着いてられないでしょ?明らかに言わされてるし、本心じゃないし、何よりも謝ってないし。ファンを含めた日本という国を軽視してるよね。
ファンしか見ていない。
長崎も広島もユダヤ系の人々も見えていない。
謝罪の相手が違う。
(yahooニュース該当記事のコメント欄より一部を引用)
やはり、ファン(ARMY)とは違い、一般の方は厳しい目で見ておられますね。
当然といえば、当然のことなのですが、もう少し何とかならないかなあ、という感じは残してますよね。
「とりあえず、それっぽいことを言っておけばいいだろう」
というのが見え隠れしてしまいます。
所属事務所がどんなに庇ってもこれでは
「焼き石に水」
でしょうね。
よく、
「神は許しました。」
なんて言葉がドラマや映画のセリフに出てきますが、
「神は許しました。でも、被害者は許さない」
ものなのですよ。
神が簡単に許せるのは、
「神が被害者ではないから」
です。
他人のことは許せるんですよね。
それが神ではなくて人間でも。
世の中のすべての人が神と同じくらい淡白ならば、争いなんか起きません。
ましてや「被害者ビジネス」なんて存在すらないでしょう。
まとめ
防弾少年団(BTS)のメンバーが原爆Tシャツやナチスを想起させる防止や旗着用した問題で防弾少年団(BTS)側より謝罪があったと報道されました。
抗議をしていた被爆者団体・日本原水爆被害者団体協議会とユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」は謝罪を受けれて、これ以上の深追いはしないようです。
しかし、東京ドームでのメンバーの謝罪の内容は少し微妙で、ネット上では好意的には受け取られていないようです。
やはり、これからの防弾少年団(BTS)の日本における活動は厳しくなりそうですね。
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