第2部クライマックスとなった第8話。
視聴率も12.0%と7話を上回り過去最高視聴率を更新。
そして、次々と新しいことが判明しましたが、これと同じくらい謎も出てきました。
8話の謎掛けは
「新たな黒幕」
「最大の衝撃」
の2つでしたね。
その辺りを中心にネタバレ感想を書いてみたいと思います。
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8話あらすじ
まずは公式サイトで掲載されたあらすじを確認してみましょう。
警察で取り調べを受ける武智(田辺誠一)は、無実を訴え呟く。「僕は何も悪くない…」。
しかし、既に世間ではSNSの人間によって解析された武智の殺人疑惑の証拠となる動画が拡散され、武智の悪事を暴いたものたちの勝利宣言で溢れかえっていた。ついに澪奈の死の原因となったフェイク動画の真相にたどり着いたと思う3年A組の生徒たちは未だ解放されない理由を一颯(菅田将暉)に問う。すると一颯は澪奈の死の原因はこれがすべてではないと告げ、むしろこれからが「本番」であると突きつける。戸惑う生徒たちに一颯が与えた次なる課題は……「自習」。回収していた鞄や携帯電話を返却し、今日1日を思い思いに過ごすようにと告げる。
一方、郡司(椎名桔平)は、一颯の真の目的を突き止めるため、文香(土村芳)を訪ねる。郡司は文香の話から、武智の背後にいる人物が誰なのかを知る。捜査が進み、武智が澪奈を殺害した犯人という証拠が固まっていく。武智はまもなく自供すると思われたが……。そして、自習を進める教室の中、瑠奈(森七菜)が武智の動画を見返していると、とある驚愕の事実に気付いてしまう――。
この物語の「本番」が始まる。真の謎、真に伝えること、その行く先とは――。衝撃的第8話が幕を開ける。
(https://www.ntv.co.jp/3A10/story/より引用)
武智先生(田辺誠一)が逮捕されて、一件落着と思われたフェイク動画事件。
しかし、解放されるだろうと思っていた生徒は解放されないまま。
それどころか柊(菅田将暉)はフェイク動画の犯人や金が目的ではない、と生徒たちに伝えます。
その上で柊は「自習」を課題として生徒たちの持ち物をすべて返却。
その頃、郡司刑事(椎名桔平)は相良文香(土村芳)から武智先生の秘密を明かされます。
武智先生が元文部文化大臣の牧原丈一郎とつながっていること、スポーツ推薦で豪翔大学に生徒を入学させることで多額の報酬を大学から受け取っていたことを相良文香は興信所を使って調べていました。
相良文香が武智先生を教育委員会に訴えると話したことから、武智先生はベルムズに相良文香のフェイク動画作成を依頼し、それがもとで相良文香は教壇を去ることとなったのです。
武智先生は景山澪奈(上白石萌歌)だけではなく、相良文香もフェイク動画を使って追い詰めていたのでした。
持ち物を返却された生徒たちは、思い思いの行動に出ます。
ある生徒は家族に連絡し、ある生徒はSNSに近況を報告しようとしたり、そしてある生徒は恋人に別れを告げたり。
そんな中、電脳部の堀部瑠奈(森七菜)は武智先生を追い詰めた防犯カメラの映像に違和感を覚えて、自分のパソコンを使って再度解析を始めます。
この後10:30はゾクゾクタイム👩🎓👨🎓#森七菜 #今井悠貴#3A pic.twitter.com/ju11dXoaW7
— 【公式】3年A組-今から皆さんは、人質です- (@3A10_ntv) 2019年2月24日
その解析の結果で武智先生だと思っていた人物が、実は柊であることが発覚。
同じ電脳部の西崎颯真(今井悠貴)に相談しているところを石倉光多(佐久本宝)に見つかり、解析結果をクラス全員に公表することになります。
動画に映る柊の姿に動揺する生徒たちに柊は
「お前たちが決めろ!」
と言い残して美術準備室へ。
そのあとを追うように茅野さくら(永野芽郁)も美術準備室へと入っていきます。
茅野さくらと柊が話し始めたその時、柊の携帯電話が鳴り、郡司刑事と五十嵐理事官(大友康平)の会話が流れてきました。
郡司刑事はは五十嵐理事官が柊に加担する動機の一つとして、相良文香が五十嵐理事官の実の娘である証拠の戸籍謄本を突き付けます。
しかし郡司刑事にも迷いはありました。
相良文香の復讐のために五十嵐理事官が柊に手を貸したことを動機として挙げましたが、柊は武智先生の前で相良文香のフェイク動画については一言も口にしていません。
五十嵐理事官も武智先生とは校内で幾度となく顔を合わせているにもかかわらず、そんなそぶりはおくびにも見せない。
郡司刑事はそこに違和感を覚えていました。
五十嵐理事官は
「俺も柊も復讐が目的じゃない。俺たちの相手は別にいる。」
と郡司に返します。
郡司刑事は別の相手として牧原丈一郎を挙げますが、五十嵐理事官はそれを否定。
誰と戦おうとしているのか郡司刑事が五十嵐理事官に詰め寄ると、宮城刑事(細田善彦)より報告を受けた本城理事官(篠井英介)が部屋に入ってきて五十嵐理事官を更迭します。
五十嵐理事官は郡司刑事に
「何が真実か、自分の目で確かめろ」
と言い残して、連行されていきました。
教室では生徒たちが柊をどうするのか白熱した議論を展開していました。
そんな中、西崎颯真は防犯カメラのフェイク動画の真実をSNSにアップしようと持ち掛けます。
それをモニター越しに見守る柊と茅野さくら。
しかし、防犯カメラの動画にはまだ不自然な箇所が存在していました。
自殺当日、景山澪奈が持っていたのは学校のカバン。
しかし、防犯カメラに映っている景山澪奈が持っていたのは水泳バッグ。
防犯カメラに映っているのは景山澪奈ではない可能性が出てきました。
そして生徒たちはこの防犯カメラの映像自体がフェイクである可能性に気が付きます。
それを見て笑みを浮かべる柊。
撮影された角度からその場所へ問い合わせて防犯カメラがない情報を得る生徒たち。
防犯カメラの映像と思っていた動画は柊が作ったフェイク動画だと生徒たちは確信します。
そして、フェイク動画を作成したのは武智先生と同じ手を使って追い込む柊の復讐とフェイク動画を依頼した証拠がなかったことから武智先生を自白に追い込むためという動機を導き出していきます。
柊の仕掛けた完全な復讐劇に息をのむ生徒たちですが、西崎颯真はこの事実をネットにアップしようとします。
しかし、それを身体を張って留めたのは動画を解析した堀部瑠奈でした。
2人は景山澪奈のフェイク動画を見破っていたにもかかわらず黙殺していた過去があります。
西崎颯真は景山澪奈のフェイク動画を黙殺したことを後悔していて、柊のフェイク動画をネットにアップしようとしていました。
堀部瑠奈も同じ後悔をしていましたが、景山澪奈のときとは状況が違うからもっとよく考えようと西崎颯真を諫めます。
自分の伝えたかったことを実践していく生徒たちの姿を見て自分の思いが伝わったことを実感して涙を流す柊。
しかし、感傷に浸っている時間を警察は与えません。
校舎に仕掛けられたセンサーが反応して警報音が鳴り響きます。
議論の末、生徒たちは直接柊に真相を問いただすべく美術準備室へ。
しかし、そこには茅野さくらがモニターの前に座っているだけで柊の姿はありません。
柊は校舎へ侵入した郡司刑事を迎撃に向かっていたのです。
SITも校舎に突入寸前。
銃を向けあう柊と郡司刑事。
郡司刑事は柊に
「真の狙い」
を問いただします。
柊は
「あなたならきっとわかるはずだ。悪意にまみれたナイフで穢れなき弱者を傷つけられたあなたなら。」
病に犯された柊も奮戦しますが力及ばず。
モニター越しに様子を見ていた生徒たちは悲痛な悲鳴を上げることしかできません。
郡司刑事が柊に手錠をかけようとしたその時、郡司刑事は後ろからいきなり攻撃されます。
驚きの表情を浮かべながら郡司刑事の口から発生られた言葉は
「嘘だろ~!」
そこに立っていたのは、あの
「ガルムフェニックス」
なぜガルムフェニックスは校舎の中に現れたのでしょうか。
まるで視聴者に向けて投げかけるかのようにガルムフェニックスは言い放ちます。
「Let’s think!」
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第8話で判明したこと&新たに出てきた疑問
一番気になるのは、この後ガルムフェニックスは何をする気なのでしょうか。
柊を助けるというのはわかるんですが、どうやってあの場から撤収する気なのやら。
郡司刑事はともかく、校舎に突入寸前のSITはどう処理する気なのでしょうね。
まさか柊たちと一緒に立て籠もるというわけにもいかないでしょうし・・・。
ガルムフェニックスの姿を見て
「嘘だろ~!」
と声に出したのは郡司刑事だけじゃないはずです。
これも合わせて第8話で判明したこと&新たに出てきた疑問を整理してみましょう。
判明したこと
・相良文香は武智先生のスポーツ推薦の裏側を知っていた。
・武智先生は景山澪奈だけでなく、相良文香のフェイク動画も依頼していた。
・相良文香は五十嵐理事官の実の娘だった。
・五十嵐理事官と柊(そして相良社長)の真の敵は「元文部文化大臣 牧原丈一郎」ではない。
・防犯カメラの映像は柊が作成したフェイクだった。
・景山澪奈を本当に死に追いやったのは武智先生ではない。
・フェイク動画には茅野さくらも関係している節がある。
・8話の前半ではファイター田中(前川泰之)は事件と無関係だった。
新たに出てきた疑問
・宮城刑事が五十嵐理事官の告発に躍起になる理由
・柊、相良社長、五十嵐理事官が示す真の敵の正体。
・ガルムフェニックスが校舎に現れた理由
・ガルムフェニックスの正体
ざっとこんなところでしょうか。
8話見どころと柊からの格言
今回は珍しく「柊からの格言」は前半で出てきましたね。
大事な決断する時はグックルッパッ!
継投や代打の決断も小川監督グックルッパッ!ですよ!#3年A組 pic.twitter.com/R8x74yaJE5
— ヤクルト大好き (@yakurutoSingo) 2019年2月24日
「『グッ、クルッ、パッ』だ。
大事な決断をするときは
『グッと踏みとどまって』
『クルッと頭を一周させれば』
『パッと正しい答えが浮かぶ』」
堀部瑠奈はこれで同じ過ちを犯さないように西崎颯真の動画投稿を止めたんでしたね。
しかし、8話の見どころはやはり
「生徒たちの『成長』」
と
「柊の『男泣き』」
に尽きるのではないでしょうか。
防犯カメラの映像について必死になって考えて、考えて、考え抜いて真相にたどり着こうとする生徒たちと、その姿を見て自分の思いが伝わっていることを実感し涙を流す柊。
このシーンは文章では表しきれないシーンだと思います。
ここ、必見です。
チェック、忘れないでください。
「最大の衝撃」という意味では校舎に現れた「ガルムフェニックス」にかなうものはないと思います。
予告では郡司刑事と一戦交えるようですが、その後どうするんでしょうね。
逃走するにしたって目立ちすぎますよね、「ガルムフェニックス」。
『”Let’s think”!』デデーン
俺『(・_・ )思考停止…』#3年A組 #3年A組今から皆さんは人質です #3A #ガルムフェニックス pic.twitter.com/J2gZT8N0k6
— ナイトメア (@nightmare_4869) 2019年2月24日
まとめ
ガルムフェニックスまで校舎に登場して、カオス状態の「3年A組」。
謎解きも大詰め感が出てきましたが、まだまだこれで終わりそうにありません。
柊はどのような結末を自分に用意しているのか。
「骨の髄まで刑事」といわれる五十嵐理事官が犯罪に加担するほどの敵とは誰なのか?
相良社長はなぜ柊にそこまで助力するのか?
まだまだ先が読めない「3年A組」。
放映日が楽しみですね。
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