ドラマの中の特撮ヒーロー「ガルムフェニックス」まで校舎の中に現れて、本格的にカオスな「3年A組-今から皆さんは、人質です-」。
8話では柊一颯(菅田将暉)と五十嵐理事官(大友康平)の繋がり、相良文香が教壇を去った理由など登場人物にまつわる謎が明かされました。
そして、3年A組の生徒たちの成長ぶりとそれを実感して涙する柊にもらい泣きした視聴者も多いと思います。
ドラマも最終章に突入して、残すところあと2回。
9話予告動画のテロップは
「ついに明かされる少女の真実」
「計画は最終段階」
でしたね。
9話でこの都ラマの謎についてのパーツが全て集まるのでしょうか。
「ガルムフェニックス」も8話の最後に
「Let’s think!」
と視聴者へ投げかけています。
今回も未だはっきりしていない残りの謎を予想してみようと思います。
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🏫お知らせ🎓
ご視聴ありがとうございました👨🏫
第9話は3月3日夜10:30からOA‼️#3A#毎週日曜はゾクゾクの日 pic.twitter.com/KEVyXEIJPS— 【公式】3年A組-今から皆さんは、人質です- (@3A10_ntv) 2019年2月24日
9話あらすじ
まずは公式サイトで掲載されたあらすじと予告動画を確認してみましょう。
(※追記 予告動画は現在非公開になっています。)
一颯(菅田将暉)と郡司(椎名桔平)の前に謎のヒーローが現れた――。
そして物語は一度時を変え、数年後の3月9日へ。3年A組の生徒たちがそれぞれの人生を歩み、再びこの教室へと集まってきた。懐かしむ一同の前には一枚、一颯の「遺影」が飾られていた。彼らが集まった理由。それは、亡き一颯の三回忌であった――。そこで、逢沢(萩原利久)が撮影してきた景山澪奈(上白石萌歌)のドキュメンタリー映像の全容が流されることになる。次々に明らかになる澪奈の真実。その映像に映し出される澪奈の本当の想いとは――。
そして時は生徒たちが高校3年生である、元の3月9日へと戻る。一颯は、郡司を人質にとった後、意識を失ってしまう。SNSでは武智(田辺誠一)が澪奈を殺した犯人とされて炎上が続き、マスコミは武智を追いかける。そんな中、ある人物が一颯が作ったフェイク動画をSNSに投稿する。武智糾弾の流れはその動画により一颯真犯人説に形を変え、一斉に矛先を変えていく。その状況を見つめていた生徒たちが狼狽する中、目を覚ました一颯が教室に現れる。
そして、一颯は3年A組に向かって、「全ての真実を話す授業」を始めることになる――。
ついに最終章を迎えた本作。誰もが「考える」第9話。衝撃怒濤の物語が大展開する。
(https://www.ntv.co.jp/3A10/story/より引用)
8話最後の「ガルムフェニックス」登場。
郡司刑事の
「嘘だろ~!」
や茅野さくら(永野芽郁)の
「何、これ?」
というセリフ通り、完全に予想外の展開に視聴者もSNSで大盛り上がり。
あの状況で
「ガルムフェニックスだぁ!!(号泣)」
って叫べる堀部瑠奈(森七菜)はある意味冷静に認識していますよね。
さて、9話ではいよいよ景山澪奈(上白石萌歌)にスポットが当たるようですね。
澪奈の抱えていたものの正体も明らかになりそうです。
それが柊達のいう「真の黒幕」にどう繋がっていくのでしょうか?
また、柊はどのような最期を迎えるのでしょうか?
9話では事件から数年後の3月9日が描かれるそうです。
その日は柊の3回忌。
ということは、柊が亡くなったのは3月9日ということになりますね。
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残っている謎&新たな謎
残っている謎と9話で出てくる謎を整理してみましょう。
まずは残っている謎です。
・柊の真の目的
・柊が郡司の過去に精通している理由
・景山澪奈の死の真相
・「真の黒幕」の正体
・茅野さくらはどのくらい柊の共犯として事件にかかわっているのか
・「ガルムフェニックス」は誰?
・「ガルムフェニックス」が校舎に現れた理由
といったところでしょうか。
次は9話で出てくる新たな謎です。
・柊が作成したフェイク動画をSNSに流した人物
・真の景山澪奈の姿
・柊が迎えた最期の日の様子
予告だけで予想できるのはこんなところでしょうか。
残っている謎について
8話で五十嵐理事官は詰め寄る郡司刑事に
「その程度の相手なら、犯罪に加担したりいねえよ(苦笑)」
といっていましたね。
この時点で
「真の黒幕の正体は”牧原丈一郎”ではない」
ことがはっきりしました。
と同時に”牧原丈一郎”は柊の真の目的にあまり深くかかわっていないことも判明しました。
これは景山澪奈の死の真相に繋がる部分でもあります。
・柊の真の目的
・景山澪奈の死の真相
・「真の黒幕」の正体
の3つは一纏めにして考えた方がよいかもしれませんね。
この3つに関しては”牧原丈一郎”が「真の黒幕」ではないと五十嵐理事官が話した時点で
「今の社会の在り方そのもの」
が「真の黒幕」に昇格してしまうんですよね。
他に目ぼしい登場人物はいませんし、これから強力なラスボスを出すにしても犯人たらしめる説得力がかけてしまうと思うのです。
何せ議員先生は
「その程度の相手」
だそうですから。
景山澪奈の死の真相は9話で種明かししてもらえそうですが、これまでの経緯から
「自殺説」
が有力ですよね。
しかし、自殺のきっかけには一捻り入れてくるかもしれません。
郡司刑事に関しては前回のネタバレ予想に書いた通りで今のところ変更なしです。
続いて、7話あたりから妙な言動が目立つ茅野さくら。
彼女は柊の作成したフェイク動画に深くかかわっているようですね。
仮説として挙げられるのは柊が作成したフェイク動画の”景山澪奈”は”茅野さくら”である可能性が高いということです。
茅野さくらのこれまでの言動から、まさかフェイク動画に使われるとは思わなかったというような心情が見て取れます。
加えて、柊の
「お前も居辛いよな、ついてこい」
というセリフ。
巻き込んでいることは間違いないですよね。
しかし、どれくらい柊の計画に関わっているのかはこの時点で決定的なものがありません。
そして、柊がなぜ茅野さくらに”景山澪奈”を演じさせたのかも気になるところです。
柊のやることですから、”茅野さくら”でなければならない理由があるはずです。
柊は思い付きで人選をするようなタイプではないですからね。
それはそうと、「ガルムフェニックス」は誰なのでしょうか?
「Let’s think!」
の声は間違いなく”ファイター田中(前川泰之)”の声でしたよね。
では、ファイター田中が校舎に現れた理由について考える必要があります。
これは柊とファイター田中の間柄がカギになるのかもしれません。
柊は相良社長(矢島健一)を巻き込んで今回の事件を起こしました。
ファイター田中も相良文香(土村 芳)の顔なじみで、文香がどんな状況に置かれているのかをよく知る人物のようです。
また、ファイター田中は撮影所のスタッフたちと同じく相良社長に信頼を置いています。
さらに事件の最中だというのに、その犯人の柊に携帯電話で連絡を取ってしまうような人物です。
柊に対しても単なる撮影仲間以上の想いを持っていたことがうかがえます。
柊との電話での会話の中、ファイター田中の言葉には柊に対して諫めるというよりは
「なぜ自分にも声をかけなかったのか?」
という憤りのようなものを感じたのは気のせいでしょうか。
裏付けとしては社長室での会話が挙げられます。
ファイター田中は相良社長に対して
「現場の人間があなたへの協力を後悔するはずないでしょう」
と確信しているかのように投げかけます。
ファイター田中自身もその「後悔するはずのない人間」の一人なのではないでしょうか。
その憤りを行動という形にした結果が、校舎の中でピンチに陥っている柊の前に現れた
「ガルムフェニックス」
なのだと予想します。
しかも「ガルムフェニックス」、9話予告では郡司刑事と格闘シーンを演じています。
挙句、柊を助け起こすスチールが公式サイトに張られていることから郡司刑事を伸しちゃうみたいですよ。
公務執行妨害どころか、完全に柊の共犯と化す「ガルムフェニックス=ファイター田中」。
どうやってあのSITが囲む校舎から抜け出す気なのでしょうね。
こちらの方が予想が難しいです。
9話予告から推察するたな謎
8話最後もカオスでしたが、9話予告も結構なカオスです。
いきなり数年後の3月9日に話が飛んでしまうのですから。
しかもその日は柊一颯の三回忌。
柊は3月9日に亡くなるという手掛かりは、予想する身としてはありがたいのですが・・・。
9話では何者かによって柊が作成したフェイク動画がSNSに流されてしまう事態となるそうです。
しかし、生徒たちは柊が作成したフェイク動画を投稿してはいません。
この場合、考えられるのは3つ。
・柊か相良社長のどちらかが意図的に動画を流出
・ネット上の動画解析技術を持つ誰かが解析結果として流出
・真の黒幕が動画を解析して流出
もし、真の黒幕と位置づけされているのが「ネットの住人」とするならば、選択肢は2つですね。
この中で、これまでの柊の言動と照らし合わせて、可能性が高いとする選択肢は
・柊かあるいは相良社長のどちらかが意図的に動画を流出
になるでしょう。
理由として考えられるのは、
「柊がすべての罪をかぶるため」
です。
とは言っても、武智先生のフェイク動画作成までかぶるつもりはないようですが・・・。
武智先生は確かにフェイク動画を使って相良文香や景山澪奈を追い詰めました。
しかし、直接殺してはいません。
柊の復讐のポイントはあくまでもフェイク動画を使って武智先生を相良文香や景山澪奈と同じ状態に追い詰めること。
武智先生を社会的に抹殺することはしても、文字通り「この世から消す」という意味での抹殺をするつもりはないはずです。
どちらかといえば、武智先生には生きて自分の罪を償ってもらうくらいのつもりでいることでしょう。
しかし、「推定有罪」を是とする今のネット社会の状況では、そう簡単に「殺人犯 武智大和」の情報を差し替えることはできません。
何か決定的な証拠とともに武智先生の身代わりが必要となります。
そして、身代わりとして最もふさわしい人物は
「柊一颯」
です。
柊は
・病により余命幾ばくもない
・生徒を人質に取った立て籠もり犯
という、身代わりとしては最高の条件を揃えています。
余命幾ばくもなければ先ことを考えなくてもよいですし、既に生徒を人質に取った立て籠もり犯ですから、一つくらい罪が増えてもどうということはありません。
その上で必要悪だけを取り除けるわけですから、ある意味では理にかなっています。
柊の目的達成までのプロセスで手に入れたかったものは
・生徒の成長
・武智大和への復讐
・真の黒幕への警告
・自分が伝えたかったことを生徒に託すこと
なのではないでしょうか。
柊だってこの事件ですべてが変わるなんて思っていないはずです。
しかし、自分の思いが伝わった生徒たちが種となって、一般社会に出て芽を出したとき、少しでも悲しい思いをする人を出さないでほしい。
そして、できればそんな弱い人たちの助けになってあげてほしい。
それを自分の教え子たちに託すことが柊の
最終目標=全ての真実を話す授業
なのかもしれません。
まとめ
いよいよ最終章突入の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」。
「ガルムフェニックス」登場という突拍子もない伏線も含めて、最終的にどうのような纏め方をするのか興味が尽きません。
今回は
「グッと踏みとどまって、クルッと頭を一周させれば、パッと正しい答えが浮かぶ。」
という柊一颯の
「俺の授業」
を真似て、
「グッ クルッ パッ」
と9話の予想をしてみました。
しかし、郡司刑事を演じている椎名桔平さん。
アクション映画などに出演されているので格闘シーンはお手の物でしょうけれど、まさか特撮ヒーローを相手に格闘シーンを撮るとは思わなかったでしょうね。
9話予告で
誰もが「考える」第9話
と銘打っているだけに、単なる謎解きではなく、もっと掘り下げたところを見せてくるであろう第9話。
放映日が楽しみですね。
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