金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)で起訴後、私的な投資で生じた損失を日産に付け替えるなどの特別背任事件で再逮捕された日産自動車の元会長カルロス・ゴーン容疑者が勾留理由開示公判で出廷すると報道されました。
これはゴーン容疑者の弁護人が勾留の理由を明らかにするよう地裁に求めていたためです。
昨年11月19日の最初の逮捕以降、年末年始を拘置所で過ごしたゴーン容疑者。
勾留理由開示公判では容疑者本人が出廷して意見を述べることができますが、ゴーン容疑者はこの出廷で何を語るのでしょうか?
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ゴーン前会長「自分としての思いを言いたい」8日出廷へ https://t.co/OX7uqR6vmd
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2019年1月4日
ゴーン容疑者、逮捕されてから初の公の場へ
ゴーン容疑者が最初に逮捕されたのは昨年の11月19日。
容疑は金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)でした。
その後、検察は再逮捕して、更に拘留期間延長を地裁に申請しますが、地裁は拘留延長を却下。
これに対して検察は昨年12月21日に特別背任でゴーン容疑者を再逮捕して、事実上の拘留期間延長を行いました。
同月31日、地裁は今年1月11日までの勾留延長を認め、弁護側の延長却下を求める上申書を退けたため、勾留理由開示の請求を決めたそうです。
ゴーン容疑者は
「しっかり自分の言葉で主張したい」
(yahooニュースより引用)
と話しているそうで、逮捕以来初のゴーン容疑者の発言に注目が集まっています。
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勾留理由開示公判とは?
勾留理由開示手続きにより開かれる公判、それが勾留理由開示公判です。
勾留理由開示とは
勾留されている被疑者・被告人,弁護人等からの請求に基づいて,公開の法廷で,裁判官がいかなる理由で勾留したかを明らかにする手続
(yahooニュースより引用)
です。
裁判官が勾留の理由を説明するとともに、容疑者・被告本人や弁護人、検察官が10分以内で意見を述べることもできます。
ゴーン容疑者はこの10分を使って何らかの主張をすると思われます。
今までは検察からの情報だけがマスコミによって流されてきました。
しかし、この勾留理由開示によりゴーン容疑者自らの言葉が公に報道されることになります。
それだけに注目度は高い公判になる見通しです。
ゴーン容疑者は何を主張するのか?
10分という限られた時間の中でゴーン容疑者は何を主張するのでしょうか?
勿論、今回の容疑についての無罪を主張することは言うまでもありません。
問題はその内容です。
単に無罪を主張するだけで収まるとは思えません。
ここでも「ゴーン・マジック」と言われた手腕は発揮されるのでしょうか?
まとめ
1月4日、日産自動車の元会長カルロス・ゴーン容疑者が1月8日に勾留理由開示公判で出廷すると報道されました。
ゴーン容疑者は
「しっかり自分の言葉で主張したい」
と話しており、その発言に注目が集まっています。
今までマスコミは検察からの情報だけを報道していましたが、今回の公判によりゴーン容疑者の発言を逮捕後初めて報道できそうです。
ゴーン容疑者は制限時間10分の中でどのような発言をするのでしょうか。
1月8日の公判が待たれます。
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