職員への暴言が問題となった明石泉房穂市長が継続を一転、辞任を提出しました。
当初は市長の暴言に批判が集中。
しかし、後から暴言が発せられた前後の内容も報道されて擁護の声も挙がりました。
市長自身も任期を最後まで務める意向でしたが一転。
2月1日に同市議会議長に辞職願を提出したとのことです。
市長の心変わりは何が原因だったのでしょうか?
そして、市長選の「出直し出馬」の可能性はあるのでしょうか?
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【速報】明石市長が辞意 市職員への暴言問題で:https://t.co/p6TIa6le2J #神戸新聞 #明石市長 #泉市長 pic.twitter.com/8mTDCvmJRI
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) 2019年2月1日
明石市民は暴言問題をどう受け止めていた?
明石市長の暴言問題。
明石市民はどう受け止めていたのでしょうか。
報道された記事によりますと
市には発覚から2日間で約1200件の意見が寄せられた。市への意見は6割以上が批判的な内容というが、市長に理解を示す声も根強く、賛否が渦巻いている。
(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201901/0012024564.shtmlより引用)
寄せられた意見1217件のうち、市長批判や辞任要求など「否定的な意見」は762件。市長擁護や職員批判など「肯定的な意見」は432件。「その他」が23件で、4月の市長選を前に、1年半前の事案が表面化したことへの違和感などを訴える内容もあったという。
(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201901/0012024564.shtmlより引用)
と、肯定的な意見の約2倍が否定的な意見です。
はやり、
「火付けてこい」
はまずいですよね。
放火は犯罪です。
職員に犯罪を強要したと捉えられかねません。
市民の意見の中には
「品位を感じない」
という意見もあったようです。
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市長の記者会見の内容
市長は2月1日午後2時から記者会見を行いました。
その時の内容を記事はこう報じています。
職員への暴言問題を巡り辞表を提出した兵庫県明石市の泉房穂市長は、1日午後の会見で、当初の方針から一転して辞職を選んだ理由について「今回の行為は断じて許されず、辞職の他に選択肢はないという結論に至った」と述べた。
一方、感情をコントロールできずに激高したことや、苦手とする道路行政について的確な指示を出せずに「漫然と放置」したことを理由に「今の自分にリーダーの資質が欠けるのは明らか」とした。ただ、辞職に伴って3月中にも実施が見込まれる次の市長選については態度を明らかにせず、含みを持たせた。
(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201902/0012029125.shtmlより引用)
会見での辞任理由としては、
・職員への暴言(内容)は断じて許されないと感じた。
・感情をコントロールできずに激高した。
・苦手とする道路行政について的確な指示を出せずに「漫然と放置」した。
ということを挙げていますね。
暴言問題の記者会見のときは、
「市民の判断を仰ぐ」
と話していた市長。
しかし、今回の辞任会見では次の市長選について何もコメントしていません。
その辺りは少し心境の変化があったのでしょうか。
出馬の可能性はある?
会見での辞任理由と明石市民の声を見る限り、市長選の出馬は低いような気がします。
理由としては、
・明石市に寄せられた批判的なコメントが全体の約6割以上を占めていたこと。
・市長自身の感情面のコントロールは1か月や2か月でクリアできないこと。
・1~2か月では今回の問題の鎮火は難しいこと。
ではないでしょうか。
1年以上の時間があれば、それなりの対策は立てられると思います。
しかし、次の選挙までの時間は2か月ほど。
それまでに選挙戦の対策として今回の暴言問題は大きなネックとなることは市民の声を見れば明らか。
騒動を鎮火するには時間が短すぎます。
よって、「負け」は濃厚なのではないでしょうか。
市民の声の中には
「1年半前の事案が表面化したことへの違和感などを訴える内容もあった」
ということから、
「市長選に合わせての発覚」
は否定しきれません。
今回は暴言前後の内容が報道されたおかげで市長擁護の声も挙がりました。
しかし、市役所内に情報をリークしている人間がいることは間違いありません。
市長は今回以外にも舌禍で騒動を起こしています。
このまま続ければ、まだ公にはされていない問題のリークにも備える必要が出てきます。
そのため、ここは一旦引いて体勢の立て直しを図るのではないでしょうか。
もちろん、その間に市長自身の人間としての在り方も見直す時間にあてる必要はありますが。
まとめ
職員への暴言が問題となった明石泉房穂市長が継続を一転。
辞任を提出して記者会見を行いました。
当初は市長の暴言に批判が集中。
しかし、後から暴言が発せられた前後の内容も報道されて擁護の声も挙がりました。
それでも、明石市民は6割以上が今回の暴言問題に批判的。
市長自身も
「リーダーの資質がない」
と結論づけて辞任を提出しました。
次の市長選の出馬に関しては、当初意欲を見せていましたが、辞任会見ではコメントはなし。
暴言問題の内容や自身の在り方などから見て、出馬はされない可能性があります。
明石市選挙管理委員会事務局によると、市議会議長から選管に辞職通知が届くと、50日以内に市長選を実施しなければならない。
(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201902/0012028468.shtmlより引用)
ということから、すぐに市長選が始まります。
明石市はまだまだ騒動の真っただ中にありますね。
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