10月1日、日本相撲協会は臨時理事会で貴乃花親方の退職と、それに伴う貴乃花部屋所属の力士、床山、世話人の千賀ノ浦部屋への移籍を承認しました。
これで貴乃花部屋は消滅、貴乃花親方の実父、故二子山親方(元大関・貴ノ花)より1982年創設された歴史に幕を閉じることとなりました。
貴乃花親方が9月25日、相撲協会に引退届を提出してからの激動の7日間。
「何、これ?」と思うような内容が次々と飛び出しました。
今回は最低限、これだけははっきりさせたいことを4つピックアップしてみました。
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貴乃花親方の退職決定 臨時理事会、力士らの移籍承認で貴乃花部屋は消滅 https://t.co/1aibfKPHrA
— スポニチアネックス (@sponichiannex) 2018年10月1日
貴乃花親方にはっきりさせてほしいこと
今回の騒動は貴乃花親方の退職理由に世間の注目が集まりました。
その内容を簡単にまとめてみると、
・内閣府への告発状が事実無根であること認めさせようとした日本相撲協会よる有形・無形の圧力について。
この1点ですね。
無形の圧力に関しては証明がかなり困難ですが、有形ということは書面などが残っているはずです。
この「有形の圧力」だけははっきり明示してほしいところですね。
実兄の元横綱・若乃花でタレントの花田虎上氏は9月30日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」において「有形の圧力」の他に
今後の自分がこれからどういう道を進むのか、ファンに伝えないといけない
(https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/09/30/kiji/20180930s00005000125000c.htmlより引用)
という注文も付けておられます。
しかし、これに関してはもう少し猶予を持たせてもよいのではないかと個人的には思います。
しっかり計画を練って、それから発表した方がファンも一層安心できるのではないでしょうか。
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日本相撲協会にはっきりさせてほしいこと
日本相撲協会に関してはっきりさせてほしいことをまとめると、
・一門制の施行がなぜ今なのか
・一門制は理事会の決定事項であるにもかかわらず、正式な方法で伝達していないのか
・貴乃花親方が内閣府に提出した告発状に対して「事実無根な理由に基づいてなされたもの」とした根拠は何か
一門制の施行時期に関しては以前の記事にも書いた通り、タイミングが良すぎるのがとても気になりますね。
また、ガバナンスを口にしておきながら、なぜ決定事項を書面にもしていないのか。
「一門制は決定事項である」という証拠を残さない決定事項など企業などの組織体では考えられないことです。
これでは内容の再確認すらできませんよね。
そして、告発状が「事実無根」である根拠。
この根拠を提示しない限り、「事実無根な理由に基づいてなされたもの」という証明ができません。
日本相撲協会には「透明化」は資金の流れだけではないことを意識してほしいところですね。
「はっきりさせたいこと」が「はっきり来るする日」は来るのか?
「はっきりさせたいこと」が「はっきり来るする日」は来るのか?
あくまでも予想ですが、そんな日は来ないでしょうね。
どの業界でもそうだと思いますが、やっぱり「言えること」と「言えないこと」はあると思うのです。
特に歴史が古く、しがらみなどが多い組織体ではそういう傾向が強いのではないでしょうか。
しかし、だからといって、時代が移り変わり「言わなければならないこと」が「言えないこと」の中に入ったままになっているのはいかがなものかとも思います
まとめ
貴乃花親方の引退届が日本相撲協会の臨時理事会で正式に承認されました。
それに伴い、貴乃花部屋所属の力士、床山、世話人は千賀ノ浦部屋へ移籍。
貴乃花部屋は消滅することとなりました。
しかし、この騒動は腑に落ちないことが多かったような気がします。
そこで、「もっとあるじゃないか!」といわれるかもしれませんが、最低限として「はっきりさせたい4つのこと」を書き出してみました。
たぶん、これらが明確になる日が来るのは極めて可能性が低いのですが、これくらいのことが明確に発表できる相撲界が来ることを願っています。
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