日本大学アメリカンフットボール部のタックル問題で関西学院大学の被害選手に危険タックルをした宮川選手が練習に復帰しました。
被害選手の父である奥野康俊さんは宮川選手の復帰にエールを送る一方で、日大指導者経営陣を批判。
というよりは呆れ返っているといった様子です。
しかし、この問題はそう簡単に終わりそうな気がしません。
田中英寿理事長の辞任などを求めた要求書を提出した際に、署名をした教員たちはどうなったのでしょうか。
日大タックル被害者の父 加害選手の練習復帰喜ぶ「良かった」 田中理事長には皮肉 https://t.co/N4vog4b2Pc
— スポニチアネックス (@sponichiannex) 2018年10月4日
宮川選手復帰
日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、反則行為をした宮川泰介選手がチームに復帰しました。
「二度とアメフトをやることはない」と会見で話した宮川選手。
悩みに悩みぬいた末に出した答えは
「迷惑をかけたチームメイトに対する償いとして、部に復帰して、チームを再建していきたいとの考えに至りました」
(https://www.fnn.jp/posts/00402398CXより引用)
でした。
予てより関西学院大の被害選手やその父親である奥野康俊さんは宮川選手の復帰を希望。
奥野康俊さんは4日、自身のフェイスブックに宮川選手がアメフット部の練習に復帰することについてこう書き込んだと報道されています。
「あのタックルから151日目。先程8時過ぎ宮川君のお父さんからお電話を頂いた。『息子が本日から練習に復帰します。』とのことでした」と報告。「良かった。捜査機関の結果がまだなのですがと気にかけておられたのですが、大学での部活は人生に一度限りしっかり楽んで欲しいので『息子さんに、青春を謳歌するように、よろしくお伝えください。』と申し上げた」
(Yahooニュースより引用)
奥野康俊さんの呼びかけに一切応じない日大
奥野さんはさらにこう続けています。
「日大の指導者経営陣は逃げ得だ。内田前監督と井上前コーチは自分たちは罪を犯してない、彼の単独犯だと言い張る、オリンピックと130周年事業に理事長として居座りたい田中理事長。あまりに酷くないですか?」とつづり、「理事長に面会を申し入れたが一向に返事もなく無視が続いている。人と成りが全く理解できない。何をか言わんや、10月4日、今日は日大の創立記念日だ。130年目に突入した。風化作戦おめでとうございます」
(Yahooニュースより引用)
この問題に対して、日大はどうあってもだんまりを決め込みたいということなのでしょうね。
この調子だと気が付かないうちに内田前監督が日大に戻ってきていたなんてこともあるかもしれません。
少なくとも一時期は外に出してもいつの間にか日大の関連組織で息をひそめてはいそうですね。
署名運動に参加した職員はどうしている?
田中理事長による報復人事の報道がされたのは7月25日でした。
その時の報道記事では
「日大の34ある体育会の運動部の中で、最近になって2人の部長がクビになりました。田中理事長の辞任を求める日大教職員組合の要望書に賛同し、署名したことが原因だと見られています」(日大関係者)
(http://bunshun.jp/articles/-/8269より引用)
となっています。
しかし、教員から集めた署名の数はは6月11日時点で752人分。
2人の解雇だけで収まるとは到底思えませんよね。
田中理事長としては大学の外だけでなく、内側でも風化させたいはずです。
しかし、いきなり752人を解雇すれば業務に影響することは必至。
それにマスコミの格好のネタにされます。
徐々に署名者すべてを排除していくのでしょうね。
「今年と来年とでは教員の顔ぶれが全然違っている」なんて事態もありそうですね。
まとめ
日大危険タックル問題で危険タックルをした宮川選手が雨フット部の練習に復帰しました。
日大危険タックル問題は今年に入って連続している大学内の不祥事の口火を切った事件でした。
日大はこれ以外にチア部、水泳部で教員や学生がパワハラや暴行をするという不祥事を続けて起こしています。
日大は「学生ファースト」という言葉をよく使用しますが、外側からは「学生(を)第一」に「考える」ではなく、「学生(を)最初」に「生贄にする」に見えてしまうのは偏った見方でしょうか。
来年、日大に入学する受験生が心配でなりません。
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