スポーツ界のパワハラ疑惑が止まりません。
今度は日体大駅伝部の監督が選手に対してパワハラの疑いがもたれています。
どんなパワハラがあったのでしょうか?
そして、駅伝部の監督の経歴は?
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日体大・渡辺監督のパワハラ報道に関東学連は確認中#渡辺正昭https://t.co/vrYAefgLI1
— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2018年9月7日
パワハラの内容
ことの発端は9月7日発売の写真週刊誌「FRIDAY」が、日体大駅伝部の渡辺正昭監督の選手に対するパワーハラスメント(パワハラ)を報じたことです。
日体大広報課はパワハラ報道についての取材に応じ、
現段階では事実確認を行っており、渡辺監督への聞き取り調査を速やかに行う予定。その上で、委員会等の審議を経て処遇を決定する。
(Yahooニュースより引用)
としています。
「FRIDAY」は具体的なパワハラの内容として
故障者に対して「障害者」、練習についていけなくなった学生に対して、伴走車から「ひき殺す」などの発言があったとされ、蹴りなどの体罰で選手に怪我をさせた
(http://news.livedoor.com/article/detail/15271947/より引用)
と報じています。
渡辺正昭監督の経歴
渦中の渡辺監督の経歴を調べてみました。
(画像はhttps://www.hochi.co.jp/sports/feature/hakone/data/2018/member/nihontaiiku/より引用)
生年月日:1962年11月22日
出身地 :愛知・新城市生まれ。
出身校 :新城東高等学校→日本体育大学
経歴
1986年 :一宮高等学校へ教師として赴任
1993年 :豊川工業高等学校へ移動、陸上部監督
2013年 :生徒への暴行を理由に退職
2014年 :日体荏原高駅伝監督に就任
2015年 :日本体育大学駅伝部監督に就任
(https://www.hochi.co.jp/sports/feature/hakone/data/2018/member/nihontaiiku/を参照)
豊川工業高等学校陸上部での体罰事件
まずは豊川工業高等学校陸上部について。
現在こそ強豪校として有名になったが、元々は普通の部活動であった。1993年(平成5年)から、徐々に強化が進み、1998年に高校駅伝へ初出場してから2011年まで14年連続出場を果たし、最近では2004年(平成16年)の準優勝、2005年(平成17年)の同大会で3位に入る好成績を収め、2006年(平成18年)には2年連続3位に輝いた。これで日本人のみのチームの中では3年連続最高順位である。
(https://ja.wikipedia.org/より引用)
と、ここまでは絵にかいたようなサクセスストーリーなのですが、その裏ではとんでもない事件が起こっていました。
しかし2009年以降、部の監督を務める男性教諭が部員に対し平手打ちやデッキブラシで殴るなどの体罰を継続的に加えていたことや[1][2]、それが元で2012年以降、部員12名が転校や退学をしていたことが明らかになった。それに関する記者会見において、学校側は「教科指導も部活指導も生活指導も最高の人間」と称していた。
(https://ja.wikipedia.org/より引用)
という暴行事件があったのです。
当時の新聞記事などを調べてみると以下ような内容が出てきました。
高校駅伝の強豪校として知られる愛知県立豊川工業高校(同県豊川市)陸上部の監督を務める男性教諭(50)が体罰をしたとして、県教委が監督による部活動の指導自粛を求めた問題で、同校は26日、監督の体罰をきっかけに昨年4月以降、部員2人が転校や退学をしていたことを明らかにした。この期間には他にも部員10人への体罰が確認されたという。
記者会見した竹本禎久校長らによると、監督は昨年7月下旬、長野県での高地合宿の際、男子部員の頬を両手で2回たたいた。その際、手が耳に触れ、部員は鼓膜に全治約2週間のけがをした。監督は「意識がもうろうとしていたのをはっきりさせようとした」と説明したという。その後、部員は部活動から遠ざかり、9月に転校した。また同年10月には、他の部員の前で数回の平手打ちを受けた女子部員が12月末に退学したという。
今月11日に県教委から指示を受け、同校が全校生徒に体罰の有無を尋ねるアンケートをした結果、陸上部員10人に対し平手打ちや足蹴りなどの体罰があったことがわかった。複数回の体罰を受けたと申し出る部員も複数いた。監督は学校に対し「指導の一環で体罰ではない」と説明したが、同校は体罰と判断。退学・転校のケースを含め、部員計12人への体罰があったと25日に県教委に報告した。
竹本校長は「あってはならないこと。反省したい」と述べた。体罰後の退学・転校を県教委にすぐに報告しなかったことについては「保護者や生徒の意向を優先させた」と釈明した。
同校は26日の陸上部員の保護者会で経緯を説明。保護者からは「駅伝の全国大会出場には監督の力が必要」などと監督続投を求める声がほとんどだったという。監督の指導は自粛するが、陸上部の活動は継続する。
「監督は『死に追い込んでやる』と怒鳴りながら、陸上部員を殴ったこともあった」。高校駅伝の名門校として知られる愛知県立豊川工業高校(豊川市)陸上部監督の教諭(50)が、部員への体罰を繰り返していた問題で、同校の関係者は二十六日、本紙の取材にこう証言した。
証言によると、監督の男性教諭は部員の中から標的を選び、殴ったり蹴ったりしていた。欠席連絡の行き違いなどを理由に「学校に来られなくしてやる」と怒鳴られた部員も。十分以上殴られ、鼻血を流す姿を目撃した生徒もいる。部員が殴られ、顔を腫らすことは珍しくなかった。
「監督は『平手打ちをした』と説明しているようだが、実際は、げんこつ。真実を話してほしい」と憤る。
全国に知られた駅伝の名門校のため、子どもへの体罰を知った保護者も「他の部員に迷惑を掛けないように」と我慢せざるを得ない状況があった。
別の関係者は「校長や監督以外の教諭も体罰を知っていたはず。強豪校の名誉を守りたかったのかもしれないが、学校の体制も問題」と批判する。部員や保護者が体罰を校長に訴えても、それを知った監督にまた部員が殴られることもあった。
監督による日常的な体罰と、止めることができなかった周囲の人たち。「退学したり転校した子もいるが、辞めようと思って入学した子はいない。夢を持っていたはずなのに」と話し、やるせない思いをにじませた。
◆鼓膜負傷し転校の部員も 県教委に報告せず
豊川工業高の竹本禎久校長は二十六日、記者会見し、陸上部監督の男性教諭による体罰が昨年四月から今月中旬まで十二件に上り、転校や退学をした生徒もいたことを明らかにした。県教委は詳細を調査し、処分を検討する。学校は同日午後、保護者会で問題の経緯を説明した。竹本校長らによると、教諭は昨年七月下旬、長野県内での合宿中に低血糖でふらついた男子部員の顔を両手で二発たたいた。鼓膜が傷つき、二週間程度の安静が必要と診断された。部員はその後、精神的に不安定になり、九月に転校した。学校はこの事実を県教委に報告しなかった。十月には他の生徒の前で数発の平手打ちを受けた女子部員が学校に行けなくなり退学した。竹本校長は男子部員が転校した経緯を報告しなかった理由を「保護者と生徒の『伏せてほしい』という意向を聞き入れた」と釈明した。
このほか県教委からの指示を受けた調査で、この教諭による体罰が十件判明した。複数回の平手打ちをされたと答えた部員もいた。教諭は学校に「体罰ではなく、指導の一環だった」と説明したといい、竹本校長は「すべてを体罰と思い県教委に報告した。部員に理解されるような指導をするように教諭に言ったが十分伝わらず、反省している」と述べた。
学校は、教諭に陸上部の指導を自粛させている。「期間は県教委と相談して決めるが、保護者会では全国大会に出るために教諭に監督を続けてほしいとの声が大きかった」と話した。
調査で、男子バレー部監督の男性教諭(34)による平手打ちなど二件の体罰も判明した。
◆「教科、部活指導も最高」学校会見
「教科指導も部活指導も生活指導も最高の人間」。会見で学校側は陸上部監督の教諭をこう持ち上げた。体罰で部員を退学や転校に追い込んだ現実より、学校を駅伝強豪校に育てた実績を強調した。教諭は一九九三年、豊川工高に着任。一度も異動することなく、優秀な男子中学生をスカウトするなどして陸上部を全国大会出場の常連校にした。
この間、二〇〇九年には部員にデッキブラシで体罰を加えたとして処分を受けたが、勤務は続いた。会見に同席した県教委の担当者は「規定の異動サイクルはもっと短いが、実績のある方なので動かしにくい」と説明。自殺した男子バスケットボール部主将に体罰を加えていた大阪市立桜宮高の男性顧問も十八年間、異動なく勤務した。
学校にとって「余人をもって替え難い存在」になっていた教諭。体罰を受けた部員が一二年に学校を去った際、竹本校長は「教諭を厳重に指導した」と説明したが、県教委には報告せず、伏せた。
学校側の隠ぺい工作もあって相当数の生徒が犠牲に遭っているようです。
パワハラ疑惑が事実ならば、根っからのパワハラ体質のようですね。
まとめ
現時点では事実確認を行っている段階なので、詳しいことは何もわかっていません。
しかし、この調子ですとまだまだ思ってもみなかったような内容が出てきそうですね。
日本大学アメフト部から始まったスポーツ界のパワハラ問題。
終焉はいつになるのでしょうか。
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