プロボクシングWBA世界バンタム級王者の井上尚弥選手が、「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」準決勝で対戦するIBF王者エマヌエル・ロドリゲス選手(プエルトリコ)の世界戦の視察から帰国。
成田空港で大橋秀行会長とともに取材に応じました。
井上選手から見たロドリゲス選手はどんなボクサーだったのでしょうか?
また、どんな試合展開になるのでしょうか?
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井上尚、WBSS準決ロドリゲス戦へ「いい視察に」 大橋会長「歴史に残る技術戦になる」 https://t.co/ORrBnn9ugg #スポーツ #スポーツ報知
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2018年10月24日
記事の内容
記事の内容は以下の通りです。
プロボクシングWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25)=大橋=が24日、来春に「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」準決勝での対戦が決まったIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の世界戦の視察を終えて米国から帰国。成田空港で大橋秀行会長(53)と取材に応じ、「肌で感じることができたいい視察になった」と手応えを語った。
試合はロドリゲスが同級3位モロニー(オーストラリア)に2―1の小差判定で競り勝つ薄氷の防衛。井上は「試合後に左拳を負傷したと聞いたけど、それがなくてベストコンディションの試合だったら、ちょっと期待外れだったかなと感じた」としながらも油断なし。「毎回言うけど今回も過去最強の相手。左の多彩なコンビネーションを警戒したい。技術での試合になると思う。ハラハラするような試合になる」。大橋会長は、井上が1回70秒でKO勝利した7日の世界戦を「歴史に残るKO」と語り、ロドリゲス戦を「歴史に残る技術戦になる」と描いた。
(https://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20181024-OHT1T50266.htmlより引用)
記事中にある井上選手のコメントで
「肌で感じることができたいい視察になった」
というコメントがるのですが、これは別の記事によると
「試合のままの格好だったし、体格とかを肌で感じることができた。」
(https://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20181024-OHT1T50125.htmlより引用)
ということなのだそうです。
ロドリゲス選手の試合後、井上選手がリングに上がってロドリゲス選手と顔を突き合わせましたが、あの時に情報を収集したみたいですね。
体格などを知るということは間合いを測るのに重要なことだと思いますが、さすがに抜け目がないです。
また、
「体験したことのないタイミングと角度を持っている。映像を見ているより感じるものがあった」
(https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK30535_U8A021C1000000/より引用)
ということで、生で見なければわからないものもあったようです。
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井上陣営がロドリゲス選手に感じたもの
モロニー戦のロドリゲス選手は2-1の判定で競り勝つ少し危なっかしい防衛。
井上選手はそれを
「期待外れ」
としていましたが、ロドリゲス選手が試合中に左拳を負傷していたことを聞いて、評価を修正。
「左のコンビネーションが多彩な過去最強の相手」
としました。
「左に注意」は大橋会長も同意見で
「左のフックのカウンターがうまくすごくいい選手」
としていますが、ロドリゲス選手はフルラウンドを戦っているため、戦い方などの情報をかなり流出しています。
その分、大橋会長は
「中盤から後半にかけてダメになった部分もあり、ロドリゲスの強さも弱さも見えた試合だった。」
(https://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20181024-OHT1T50125.htmlより引用)
と視察が有意義なものになったことを裏付けるコメントを発しています。
それと同時に井上VSロドリゲス戦は
「歴史に残る技術戦になる」
と大橋会長は予測しています。
その根拠は
「自分の一番いい距離感で技術を出す空間というのが(井上、ロドリゲスも)互いにまったく同じように感じた。」
(https://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20181024-OHT1T50125.htmlより引用)
からだそうです。
技術戦になるということは、ラウンドを重ねる可能性が高まりますから、前回とは違ってたっぷり井上選手の試合を堪能できるかもしれません。
70秒KOは劇的ですけど、チケットを買って見に行ったお客さんからすれば割高ですからね。
今度の井上VSロドリゲス戦は元が引けるチケットになるかもしれませんよ。
注意すべきはロドリゲスの「左」だけ?
前記事でロドリゲス選手と対戦経験のあるポール・バトラー選手は
「試合前に見せていた隙や弱点は実際のリングで一切見せなかった」
と評していました。
バトラー選手に言わせれば、ジャブやフックやコンビネーションといったテクニック面ではなく、ロドリゲス選手の強さの秘密は
「修正の正確さ」
なのではないでしょうか。
辛勝を喫したロドリゲス選手は、今回の試合内容を元にかなりの修正を加えてくることが予想されます。
試合中に負傷したことが、逆に本来の強さにベールをかけてしまっているかもしれません。
やはり油断はできないボクサーであることに間違いないようですね。
まとめ
プロボクシングWBA世界バンタム級王者の井上尚弥選手が、ロドリゲス線の視察から帰国しました。
話題となったリング上の「フェイスオフ」の最中、「体格とかを肌で感じることができた。」とロドリゲス選手のスペック調査にも余念がないようです。
試合は来年3月下旬、待ち遠しい限りです。
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